虹の橋

お友達の桜文鳥の『ライゾウ君』が6月21日、旅立たれました。
12年半の鳥生を、大好きな飼い主さまと共に精一杯生き抜いたと信じています。

ここに謹んで、心からのお悔やみと哀悼の意を込めて、
ジェーン・ホランダー作『鳥の十戒』と、『虹の橋』全編を掲載させて頂きます。



★TEN COMMANDMENTS OF PARROT OWNERSHIP★
     - From a parrot's point of view -
      鳥の飼い主への十戒 (鳥の視点から)
                           By : Jane Hallander


1. 私は10年かそれ以上生きるでしょう。飼い主と別れるのは大変辛いのです。
  お家に連れて帰る前にその事を思い出して下さい。

2. あなたが私に望んでいることを理解する時間をください。

3. 私を信じてください-それが私の幸せにとって重要なのです。

4. 長い間私に対して怒らないでください。罰として閉じ込めたりしないでください。
  あなたには仕事と娯楽があり友達もいます。私にはあなたしかいないのです。

5. 私に時々話しかけてください。あなたの言葉が理解できなくても、
  話しかけてくれればあなたの声はわかります。

6. あなたがどのように私を扱っても、私はそれを忘れません。

7. 私を叩く前に、私にはくちばしがあって
  あなたの手の骨をたやすく噛み砕いてしまうこともできるということを思い出してください。
  でも私は噛みません。

8. 私を協力的でない、ガンコ、だらしないと叱る前に、
  そうさせる原因があるかどうか考えてみてください。
  たぶん適切な食べ物をもらっていないか、ケージにいる時間が長すぎるのです。

9. 私が年老いても世話をしてください。あなたも年をとるのですから。

10. 私が最期に旅立つとき、一緒にいてください。
  “見ていられない”とか“自分のいないときであってほしい”なんて言わないで。
  あなたがそこにいてくれれば、どんなことも平気です。
  あなたを愛しているのだから。






★Rainbow Bridge(虹の橋)★
                           By : Author Unknown

天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
この地上にいる誰かと愛しあっていた動物は、死ぬとそこへ行くのです。
そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
食べ物も水もたっぷりあって、お日さまはふりそそぎ、
みんな暖かくて幸せなのです。

病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、
傷ついていたり不自由なからだになっていた子も、
元のからだを取り戻すのです。
・・まるで過ぎた日の夢のように。

みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。
それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんが
ここにいない寂しさのこと・・。

動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。
でも、ある日・・その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに震えはじめます。

突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。
速く、それは速く、飛ぶように。
あなたを見つけたのです。
あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。
そしてもう二度と離れたりはしないのです。

幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、
あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します。
そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。
あなたの人生から長い間失われていたけれど、
その心からは一日も消えたことのなかったその瞳を。

それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです・・・。





★AT THE RAINBOW BRIDGE(虹の橋のたもと)★
                           By : Author Unknown

けれど、動物たちの中には、様子の違う子もいます。
打ちのめされ、飢え、苦しみ、
誰にも愛されることのなかった子たちです。
仲間たちが1匹また1匹と、それぞれの特別な誰かさんと再会し、
橋を渡っていくのを、うらやましげに眺めているのです。
この子たちには、特別な誰かさんなどいないのです。
地上にある間、そんな人は現れなかったのです。

でもある日、彼らが遊んでいると、橋へと続く道の傍らに、
誰かが立っているのに気づきます。
その人は、そこに繰り広げられる再会を、
うらやましげに眺めているのです。
生きている間、彼は動物と暮したことがありませんでした。
そして彼は、打ちのめされ、飢え、苦しみ、
誰にも愛されなかったのです。

ぽつんとたたずむ彼に、愛されたことのない動物が近づいていきます。
どうして彼はひとりぼっちなんだろうと、不思議に思って。

そうして、愛されたことのない者同士が近づくと、
そこに奇跡が生まれるのです。
そう、彼らは一緒になるべくして生まれたのでした。
地上では巡りあうことができなかった、
特別な誰かさんと、その愛する友として。

今ついに、この「虹の橋」のたもとで、ふたつの魂は出会い、
苦痛も悲しみも消えて、友は一緒になるのです。

彼らは共に「虹の橋」を渡って行き、二度と別れることはないのです。





★雨降り地区★
                           作者:芝山弓子さん

こんな風に、幸せと愛の奇跡に満ちている、「虹の橋」の入り口に、
「雨降り地区」と呼ばれる場所があります。
そこではいつもシトシト冷たい雨が降り、動物達は寒さに震え、
悲しみに打ちひしがれています。
そう、ここに降る雨は、残して来てしまった誰かさん、
特別な誰かさんの流す涙なのです。

大抵の子は半年もしないうちに、暖かい日差しの中に駆け出して、
仲間と戯れ、遊び、楽しく暮らす事ができます。
ほんの少しの寂しさと、物足りなさを感じながらも……。

でも、1年経っても2年経っても、ずっと「雨降り地区」から、
出て行かない子達もいるのです。

地上に残して来てしまった、特別な誰かさんがずっと悲しんでいるので、
とてもじゃないけれど、みんなと楽しく遊ぶ気になれないのです。
地上に残して来た誰かさんと同じ辛い想いをして、
同じ悲しみに凍えているのです。

死は全てを奪い去ってしまうものではありません。
同じ時を過ごし、同じ楽しみを分かち合い、愛し合った記憶は、
あなたの心から、永遠に消え去る事はないのです。
地上にいる特別な誰かさん達の、幸せと愛に満ちた想い出こそが、
「虹の橋」を創りあげているのです。

ですからどうか、別れの悲しみにだけ囚われないでください。
彼らはあなたを幸せにする為に、神様からつかわされたのです。
そして、何よりも大事な事を、伝えにやって来たのです。

命の儚さと愛しさを。
束の間の温もりに感じる、慈悲の心の尊さを。

その短い生涯の全てを以って、教えてくれるのです。
癒える事のない悲しみだけを、残しに来るのではありません。

思い出してください。
動物達が残して行ってくれた、形にも、言葉にもできない、様々な宝物を。

それでも悲しくなったら、目を閉じてみてください。
「虹の橋」にいる、彼らの姿が見えるはずです。


信じる心のその中に、必ずその場所はあるのですから……。







ライゾウ君、ありがとう。

そしてもう一羽。
ぽぽちゃん、ありがとう。
(2010年6月27日追記)






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Comment

こんばんは^^
虹の橋 読ませていただきました。
ペット葬祭にもあって読みながらウルウルしていたんですが…
ちぃさんの此のページ。何度も寄らせていただいています
何度も読んでいるうちに
最初は泣きながらだったのが今夜は泣かずに読めるようになりました。
私があまり泣いているとライゾウはお友達と楽しく過ごせないのですね。
目を閉じて…
今夜は虹の橋にライゾウの姿が見えそうです

ちぃさん。ありがとうございます
  • 2010/06/27 01:46
  • らいぞう
  • URL
らいぞうさん
お母様の事がおありになって、そしてライゾウ君の事が続いて…
本当に、なんとお言葉をかければ良いのか判らなくて…
この様な形で偲ばさせて頂く事にしました…。

そうですか、ペット葬祭にもあったのですか。
それは…ウルウルしてしまいますよね(涙)

でも、悲しさや淋しさを無理に我慢することはないと思うので
泣きたいときは思いっきり泣いちゃっても良いと思います!
そうして、泣き終わった後に「ありがとう」って思えれば…。

今頃ライゾウ君は、ろべりあさんが送って下さった虹の橋の画像の様に
らいぞうさんが来る迄の間、みんなと一緒に楽しく過ごしていると思います!

ライゾウ君と知り合う事ができてとても嬉しく思っています。
こちらこそ、有り難うございます。



  • 2010/06/27 02:39
  • ちぃ
  • URL
  • Edit
拍手コメントを下さった方へ
コメントありがとうございました。

そうですよね、同じ鳥飼いだからこそ解る想いってありますよね。
だからなおさら、辛過ぎて言葉にできない時もあると思います。
私も未だにちぃちゃんの事や、以前の子達を思い出してベソベソする事がありますもん…
きっとうちの子達は「雨降り地区」にまだ残ってるかも知れませんね…

失いたくない気持ちが強過ぎるのかしら?
それとも、先に逝く悲しさよりも、後に残される淋しさの方が強いのかしら?

いつかはこの詩の様に、悲しみだけに囚われず、
彼らが残した形にも言葉にもできない様々な宝物に感謝する日々が、
全ての飼い主の皆さまに訪れんことを…。
  • 2010/06/29 02:36
  • ちぃ
  • URL
  • Edit
読みました
どうしてやればいいかわからない私を
導いてくれて有難う御座います。

今、息子たちと一緒に読みました。

難しい文章なので下の子はちょっと
わからないところもあったみたいですが
雨降り地区にぽぽはいてるんやって言ってます。

ぽぽは虹の橋というところで待っていてくれてるんですね・・。

火葬してもらう車にぽぽを乗せてもらって
送りだす時に急にどしゃぶりの雨が降ってきたので
ぽぽが泣いているのかなと思いました。
お骨を拾った時もどしゃぶりでした。

色々とまだ気持ちの整理がつきませんが
少しずつ前向きになれるようにしたいと思います。

ちぃさん、有難う御座います。
  • 2010/06/29 08:48
  • asanori925
  • URL
asanoriさん
asanoriさんなりの解釈でかまいません。
何度も何度も読み返して、息子さん達に聞かせてあげて下さい。

虹の橋に行った子達は、元の健康な身体を取り戻している事。
大好きだったみんなとお別れしたけれど、
悲しい思いをずっとさせるために、asanori一家の元に来たわけではない事。
ぽぽちゃんは今、雨降り地区に居るかもしれないけど、
虹の橋には空ちゃんやクッキーちゃん、
もしかしたら蘭夢ちゃんがお迎えに来てるかもしれない事。
そして、ぽぽちゃんが雨降り地区から出た時には、
先に着いていた空ちゃん達と再会して、楽しく楽しく過ごすであろう事。

命を預かるというのは、本当に大変なことだと思います。
ぽぽちゃんが、その小さな身体を投げ打って教えてくれた事を、
どうか真剣に受け止めて、残ったみんなに同じことが起こらない様に
みんなで見守ってあげて下さい。

はかない命だからこそ愛おしく、強く輝いているのかも知れませんね。

どしゃ降りになったのは、ぽぽちゃんの涙ではなく、
asanoriさん達の涙だったのだと思います。
asanoriさんや息子さん達の悲しみが、少しずつでも癒されます様に…
  • 2010/06/29 22:44
  • ちぃ
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